今回は、Windows11の最小システム要件に当てはまらない古いパソコンにWindows11をインストールしてみようの回です。
筆者のパソコンはメインPCが第3世代のCore i7(3740)、サブ機が第1世代のCore i5(750)となっています。
Windows11のリリース当初、早速自分のパソコンにインストールしようとしましたが、残念なことに最小システム要件を満たしておらず、断念していました。
それから数ヶ月。
ちらほら最小システム要件外のパソコンにもWindow11をインストールできそうだという情報が散見されはじめたのでチャレンジしてみました。
【重要事項】
本記事の内容は公式に認められたものではありません。本記事を参考に最小システム要件を満たさないパソコンにWindows11をインストールする場合は自己責任のもと行ってください。既存システムのバックアップなど慎重に行ってください。本記事を参考にしトラブルが発生しても当サイトは一切の責任を負いません。
インストール対象パソコン
メインPCでWindows11のインストール検証を行うのも怖いので、今回はサブ機で検証します。
サブ機のシステム構成は下記のとおりです。
CPU
メモリ
ストレージ
ファームウェア
セキュリティ
Core i5 750(第1世代)
12GB
64GB(SSD)
UEFI非対応
TPM非対応
CPU、ファームウェア、セキュリティが最小システム要件を満たしていません。
このパソコンにWindow11をインストールしていきましょう。
Window11のインストールメディア作成
上記ページの【Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする】より、Windows11のISOイメージをダウンロードします。
ダウンロードしたら、rufusなどを使ってUSBメモリにISOイメージを展開します。
USBメモリは8GB以上あれば大丈夫です。
USBメモリが作成できたら、USBメモリの中をのぞいて、\\sources\appraiserres.dllを削除またはリネームします。
このappraiserres.dllがシステム要件のチェックを行っているようです。
Windows11のインストール
最初、クリーンインストールを試みたのですが、ファームウェアのチェックに引っかかってしまい上手くいきませんでした。
そこでWindows10からアップグレードという形でインストールを進めていきます。
Windows10からUSBメモリ内のsetup.exeを管理者権限で実行します。
次に【セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更】をクリックします。
【今は実行しない】を選択します。
あとはインストール画面の指示に従っていくだけです。
無事に最小システム要件を満たさない古いパソコンにWindow11がインストールできました。
最小システム要件外のパソコンにインストールしたWindows11の使用感
正直、動作はもっさりしています。
CPUの最小システム要件が第8世代以降のプロセッサとなっているところを第1世代のCPUで動かしているのでもっさり感はしかたないですね。
もっさり感さえ気にならなければ、普通にWindows11が使えます。
WindowsUpdateが正常に適用されるかどうかが気になるところですが、これから使ってみて様子を見ていきたいと思います。