仕事柄、PDFファイルを取扱うことが多いわけですが、LINEでPDFファイルを転送すると、ビューワーの選択などすぐに内容が読めないため、筆者は、PDFファイルを各ページごとに画像変換して、画像としてLINEへ転送しています。
画像ならタップするだけで内容を読めますので、受け取った人も操作が簡単です。
これまではPDFファイルを開いて、スクリーンショットを撮ってトリミングして画像ファイルを作成していました。
PDFファイルの画像変換をしてくれるサービスはいくつかありますが、PDFファイルの内容が漏洩するなど、セキュリティ的に不安があったため、手元のパソコンで手作業で画像変換していました。
しかし、これはとても面倒です。
そこで、Go言語の勉強がてら、自前のPDFファイル→PNG画像変換WEBアプリケーションを作成してみました。
【PDFファイル→PNG画像変換(Ver0.1)】はこちらから!
https://pdftopng.lancers.work/
【2021/10/29更新】
PDFファイルをJPG画像に変換するWEBアプリを追加しました。
https://pdftojpg.lancers.work/
WEBアプリケーションの概要
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | PDFファイルをPNG画像に変換 |
仕様 | PDFファイルのアップロード |
PDFファイルをページごとにPNG画像に変換 | |
PNG画像をZIPで圧縮 | |
ZIPファイルのダウンロードリンク提供 | |
開発言語 | Go言語(Golang) |
公開URL | PDFファイル→PNG画像変換(Ver0.1) |
Go言語で使用した肝となるパッケージ
パッケージ | 詳細 |
---|---|
gopkg.in/gographics/imagick.v2/imagick | PDFファイルを画像変換するパッケージ |
archive/zip | ファイルをZIP圧縮(解凍)するパッケージ |
net/http/fcgi | Go+NginxでWEBアプリ公開を実現するパッケージ |
それぞれのパッケージの使い方は別途記事にしたいと思います。
Go言語で開発したWEBアプリのサンプルを見ると、URLが【IPアドレス:ポート番号】で説明されているものが多いです。
今回は公開するにあたり、Nginx
と連携し、ドメイン名でアクセスできるようnet/http/fcgi
パッケージを使用しました。
またHTTPSにも対応しました。
使用上の注意
PDFファイル→PNG画像変換(Ver0.1)
は筆者の私的利用とGo言語学習の目的で作成したものですが、どなたでも無料で何回でもご利用いただけます。PDFファイル→PNG画像変換(Ver0.1)
を利用して生じたいかなる損害についても筆者は責任を負いません。